亡くなった父の愛車の処分をどうするか
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アドンさん(39歳 男性 兵庫県)から投稿いただいた「お悩み解決体験談」です。
父が亡くなり生前乗っていた車をどうするのか母と兄弟で相談していたアドンさん。
受け継いだ車は古く、価値があるかもしれないためインターネット上簡単に出来る査定を提案する次男。
しかし査定は付かず、母も免許がないため三男の提案で処分することになり処分費など請け負う業者を探すことに。
心当たりがあり連絡するアドンさんはある人を紹介されなんと処分費を無くすことができたのでした。
私の自ら解決できた悩みについてですが、亡くなった父の愛車をどうするかという問題を解決したことがあります。
当時の私には、兄弟がおりまして私含め兄弟は自動車の免許持っていてすでに自動車を所有していたのです。
そのため、亡くなった父の自動車をどうしようかという話になりまして自動車を処分しようか、売りに出そうかということを兄弟及び、家族で話し合うことになったのです。
話し合いにおいては、長男である私が音頭を取り次男と三男から意見を聞くという方針でスタートしました。
処分にもお金が掛かる車をまずは査定へ
まず、次男の言い分は車の価値を査定という方法で出してみて価値あるものであればお金に換えればよいのでは?と進言しました。
私はこの次男の言い分はもっともなんですが、問題において父親の車は今から22年前の車である点、それも量産車であるトヨタ車の「bB」という車であることを考えると査定はないと見たほうがよいのではないかと思い、とりあえず、ネットで査定をしてみたのです。
すると、やはり私の思った通り、査定額はつかずという結果になりました。
次に三男の意見ですが、母が車の運転ができない点、車の運転免許の取得を考えていない点を挙げると処分するのがよいのではないかという方法を提言しました。
私は三男の意見においては賛成でしたが問題は、処分費用及び、処分を請け負ってくれる会社をどうしようかということになりました。
そこで私は思い当たる節があり、処分を引き受けてくれるであろう人物に見当がついたのです。
それは、当時生前私の父が働いていた運送会社の自動車整備士さんで彼であればこの古い22年前の自動車をどうにかできるのではないかと考えたわけです。
私は父の会社に連絡し、整備士の彼とお話しする場を設けていただき、彼に自動車の問題を打ち明けました。
すると、意外な答えが返ってきまして、その自動車を欲している人物を知っていて打ってみてはどうであろうかと言い出したのです。
私は「ネットの査定で散々だった車を買いたいという人物なんか要るのか?」と彼に父の車の査定が散々だったことを告げました。
彼は続けて「ネットや実査定ではそうでしょう、古ければどんなに状態がよくともスクラップでしょうね、でもうちの会社にいる整備長が実はbBのブルーマイカを探していて状態がよいものを探している」とのことでした。
私は、すぐに父の働いていた会社にいる整備長とお会いし、車を見てもらうことを約束しました。
ネット査定で価値がなくてもお金を払ってでも欲しい人がいる
整備長はすぐに私の父と母が住んでいる自宅まで飛んできてくれて自動車のエンジンから何までを見て一言告げました。
「お金を払いますので譲ってください」
と。
整備長曰く、ボディの状態は良好で、車体のシャシの裏部分もライトと鏡で検査した結果さびもなく、ゆがみもない、エンジンルームに装着してあるタワーバーも固定がしっかりしていて劣化がない、バッテリーが切れてしまっているがターミナルをつなぎ、ジャンプスタートでエンジン始動できたのですぐにでも持って帰りたいくらいであるとのことです。
私は、整備長に父の自動車を譲りお金については受け取りをしませんでした。
なぜなら、本来であれば処分という形になると処分費用が掛かるんですが、そうしたものが一切かからず、整備長が車の所有権を引き継いでくれたため、処分費用が掛からなかったのです。
むろん、書類を用意して自動車の引継ぎの作業をしないといけないんですが、整備長はそうしたことを熟知していてフルサポートしてくれたおかげで書類から引き継ぎの作業においては半日もかからず作業を完了しました。
父の車が会社の整備士さん、それも整備工場の工場長の手に渡るというのは父からすると何とも言えない結果でしょうが、世の中には、価値がないように見えても実はほしい人からすれば無価値ではないものがあるということが分かった次第です。
アドンさん(39歳 男性 兵庫県)、お悩み解決体験談のご投稿ありがとうございます。
インターネットで価値がないとされた父の遺産である車を他人へ譲ることで処分費を抑えることに成功した体験談でした。
父が古い車を大切に整備し長年利用している家庭も多いのではないでしょうか。
既に車を買っていたり、家族全員が乗ることが出来ないことから処分費払って処分してもらうことがほとんどでしょう。
しかし知人やSNSなどで車を探している方、欲しがっている方がおり大切に乗り継いでくれる方に巡り合う可能性があります。
譲り受けた方は車を楽しむことができ、所持者の方は処分費が掛からずお互いにメリットのある解決策ですね。