お節介な隣のおばさんにうんざり

閲覧数:1,898 ビュー 文字数:1809 いいね数:0 0件

30代主婦です。

中古のマンションに賃貸契約で引っ越してきてから半年がたちますが、隣に住む60代のおばさんのおせっかいに悩まされています。

最初こちらに引っ越してきた時、同じ棟に住む近隣の家には引越しの挨拶にお菓子を配りに行ったのですが、

その時、こちらの挨拶やお菓子にいたく感激していただきました。

「最近の若い人にしては礼儀をわきまえてるのね!これからもよろしくね!」

と、両手を握られました。

ちょっとオーバーで、距離感が近いなと思いましたが、こういう年代のおばさんはそういうものなのかなとも思いました。

その翌日、「親戚からいっぱい送られてきたけど食べきれないから」と、干し柿を沢山持ってきました。

正直、主人も私も干し柿はあまり好きではありませんが、丁重にお礼を言い、みかんをお返しに渡しに行きました。

そのほかに、「作りすぎたオカズがあるから持ってきた」など、色々いただきました。

最初の頃は、親切なおばさんだと思っていました。

でも、だんだんおばさんの親切がエスカレートしてきたのです。

玄関のドアの前を掃除してくれるのは有難いのですが、雨が降りそうになると電話をしてきて、「洗濯物をしまったほうがいいわよ」と言われるのです。

隣のベランダとは壁で仕切られているので、ベランダから身を乗り出して隣を覗き込まないと、洗濯物を干しているかどうか分からない作りになっています。

ということは…私のうちのベランダを覗き込んでいるということなのかと思い至り、おばさんが隣から覗き込んでいる姿を想像してゾッとしました。

さらに、主人の月収を聞いてきたりします。

「こんな家に住んで、賃貸料けっこうするでしょう?」から始まり、

「旦那さんの収入はいくらなの?」とか、

「あなたパートに出て、収入の助けにならないと」とか、

「そんなに旦那さん貰ってるの?」

とか、しつこく聞いてくるのです。

もちろんこちらは答えませんが、こちらの態度なんか意に介せず、色々と立ち入った事を聞いてくるのです。

「子供は作らないの?」

「早いうちに作らないと、大変よ」

特に不快だったのは、「二人ともちゃんと作れる体なの?」という質問でした。

さすがにそれは腹が立ったので、そこまで言うのはどうかと思う、というような返答をして別れました。

無神経なおばさんも、これには懲りたのではないかと、これから距離がとれるかと思っていましたが、全く変わらずに、玄関先で待ち構えていて話しかけてきます。

玄関先にいなくても、こちらの足音や鍵を開ける音を聞きつけて飛び出してきます。

この間などは、「NHKが来たけど、払ってないの?」と、「どれくらい滞納してるの?」と言われました。

また、「最近ご主人の帰りが遅いわね」とか「まあ、新婚さんだから浮気じゃないと思うけど、心配ね」などと言われます。

ゴシップ好きというか、その覗き見根性にうんざりします。

その、いやらしい好奇心が私のうちに向けられていることも、ものすごくストレスです。

主人に相談しても、「付き合わなければいい」としか言われませんが、こちらとしては付き合いたくないのに相手がどんどん土足で踏み込んで来るので、どうしようもありません。

色々悩んだ結果、そのおばさんのご家族に連絡をすることに決めました。

前にまだおばさんとの関係が良好だったころに、隣町に娘夫妻が住んでいると聞いたことがあったのです。

そして、娘さんからのおすそ分けのお返しに、一度お菓子を贈ったこともありました。

昔の伝票控えから娘さんの電話番号を探して、「言いにくいのですが…」と、おばさんのことを伝えました。

娘さんは平謝りされて、「お母さんにきつく言っておきます」と言ってくれました。

それ以降、おばさんが玄関先に待ち構えているようなことはなくなりました。

たまに、通路でバッタリ顔をあわせることはありますが、その時は普通に会釈をすることにしています。
(おばさんには無視されますが)

おばさんには今でも無視されていますが、昔の苛立ちやストレスを思うと本当にホッとしています。