同僚の為を思って動いた結果同僚に嫌われてしまった体験談

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アキナさん(女性 27歳 静岡県)から投稿いただいた「お悩み解決体験談」です。

アキナさんはある時、仲の良い同僚から恋愛相談を受けました。

気になる男性になかなかアプローチできないで悩んでいると。

何とか応援したいと思ったアキナさんは、彼女の好きな人と親しくなっていきます。

会話中に同僚の名前を何度も出し、頑張ってお手伝いしていました。

しかしなんとアキナさんが、その彼から告白されてしまいます。

同僚からも距離を取られ、善意でやっていたのに最悪な結果になってしまったと落ち込んでいたアキナさんでしたが…。


あるとき仲の良い同僚が、私に恋愛相談をしてくれました。

とある男性のことが好きになったけれど、恥ずかしくて自分からはなかなかアプローチ出来ない。

それに何度か顔を合わせたことがあるけれど、避けられている気がして話しかける勇気が出ない、という内容でした。

その同僚はいつも前向きで、とても元気な性格の子なんです。

なのにこんなふうに臆病になっている姿を見て、男性のことが本当に好きなんだなと感じました。

出来るものなら、協力してあげたいと思ったんです。

同僚の恋愛を応援する為に奔走してあげる

ただ問題があって、同僚の片思い相手と私は働く部署が違うこと。

彼女は仕事での絡みがあるのに対し、私は一切なくて名前を聞いても顔を思い出せないくらい接点のない人でした。

だから応援したいと言いつつ、何もできないでいたんです。

でも、翌々月にはその状態が一変。

同僚の片思い相手である男性が応援として、私の働く部署に一時的に入ってくることになりました。

私は絶好のチャンスだと、何かにつけその男性に話しかけ、親しくなるようにしました。

普段は引っ込み思案で男性に自分から話しかけるなんてしないのですが、このときばかりは彼女のためと頑張ったんです。

男性はかっこいい外見に性格も気さくで、すぐに仲良くなれました。

同僚が好きになったのもわかるなと思うくらい魅力的。

私はついつい自分が好きになりそうになるのを抑えつつ、彼との会話に時折同僚の名前を出しながら、協力していきました。

だけどそのあとで、この作戦が大失敗だったことに気づいたんです。

同僚の為に接近したら彼は私に告白してきて…

あるプロジェクトで残業をしていた日、私は彼から告白されました。

私は前々から彼に同僚のことを押していたし、彼もそのことは知っていました。

だから無理だよと答えたけれど、彼はでも好きだから、と言うんです。

私の悩みが生まれたのはこの日からでした。

彼女にどう話すか考えるまもなく、私が彼から告白された話は一気に広がり、彼女には避けられるようになりました。

何度か話しかけたり、LINEで謝ったりしても、別に関係ないから気にせず付き合えばって態度。

そんなことできるわけないのに、て思いましたが、同僚の気持ちを想うとそんなこと言えず、ただただ悪いなと思いました。

一方彼はというと、平然として私にアプローチしてくる始末。

私が同僚がかわいそうだとか、同僚のことを想うと付き合うとかありえないって言っても、全然気にしないんです。

それは彼と話す時間が楽しくないわけではないけれど、楽しく振る舞えるわけないのにって。

彼女に対しても彼に対してもどう接したらいいのかわからず、悩みました。

辛い日々を送っていると普段自分の事を話さない先輩から一言言われ…

それに同僚と親しいの人たちには、裏切ったオンナ扱いされ、冷たい目で見られるようになったので、それもかなり落ち込みました。

下手に恋愛相談に乗らなければよかった、協力しようなんて思わなければ前のままでいられたのに。

そう何度も思いました。

それで仕事に行くのも嫌だなと思うようになった頃、普段あまりプライベートなことを話さない先輩から、助言を受けました。

気にしすぎじゃない?と。

明らかに私が悪くて、みんな私のこと嫌な女だと思っている状況で、そんなふうに言われると思わなかったので、驚きました。

でも先輩は、早かれ遅かれ彼女は振られてて、あんたが告白されたんだろうから、一緒だって。

順番が変わってだって言いました。

もちろん順番が大切で、それにより色々な印象が変わるのはわかっています。

でもずっとずっと一人で悩んでいた私は、その言葉に救われました。

きっと私は、誰かに仕方なかっだって言ってほしかったんだと思います。

それをこのとき言ってもらえて、とても楽になって、初めてまっさらな気持ちで彼のことを考えられるようになりました。

辛い時こそ客観視がとても大切だと気づいた

それから私は彼に自分の気持ちを伝える前に、同僚のところに行きました。

結局やることは変わらなくても、次は順番を間違えたくなかったからです。

彼女は前みたいに親しくしてくれなかったけれど、彼のタイプってあなたみたいな人だとなんとなくわかってたからって言ってくれました。

失恋から立ち直ったら、また私の恋愛も応援してよねって言ってくれて、嬉しかったです。

先輩の客観的な言葉がなかったら、今も落ち込んで人を避けていたかもしれません。

時には自分のことも、落ち込んでいるときであればなおのこと客観的に見るのって大事だなと思いました。


アキナさん(女性 27歳 静岡県)、お悩み解決体験談のご投稿ありがとうございます。

普段プライベートのことや自分の事を話さない方が、気遣って声をかけてもらえるととっても嬉しいですよね。

生きていると、善意でやっていたことが返って悪い結果になってしまい人の信頼を損なってしまうという悲しい結果が起こることがあります。

とっても理不尽なことですが、しかし善意で人の為になると思い尽力したことは自分がよく分かっているはずです。

まずは、その事をきちんと自分で認めてあげましょう。

その上で、人に相談したり客観的に今の状況を見つめて誠実に動いていきましょう。

アキナさんのように、時間が経った後であれば仲直りできることも往々にしてあります。

人間関係でこじれたら、事が起きた直後に謝罪し、そのあとはしばらく距離を置いてみましょう。

時間が経つと相手の怒りも収まって、前よりも冷静にコミュニケーションが取れるはずですよ。